2020年12月「コロナ禍の特別な冬」


 

 例年なら、何となくウキウキするクリスマス・年末年始も、コロナ禍で様変わりした。今年は、医院の忘年会もスタッフと相談して開催せずに、その分給料にプラスする事とした。仕事仲間や友人との会食も自粛だ。同窓会も計画していたが延期、正月休みの家族旅行もなし、親戚が集まることも自粛、わかってはいるが、ストレスは溜まる一方だ。

 

 いったいいつになれば終息するのか、まだまだ分からないので余計に疲れる。たまに家族で美味しい物外食するのが唯一の楽しみだが、感染防止のため、個室か半個室の店を選択する。

 

 医院では、受付にアクリル板を置き、診療時には、手袋は勿論の事、マスクと眼鏡やゴーグルの上に、顔全体をカバーするフェイスシールドが必須となった。真夏に眼鏡に汗が溜まるのには苦労したが、髪を短くして対策した。ただ、もうこの体制に慣れてしまったので、将来コロナが落ち着いても、フェイスシールドは必需品になるだろうと思っている。

 

 かつて、30年前に開業した頃は、大学病院も抜歯などの外科処置や、肝炎等の明らかな感染症の方以外は、ゴム手袋していなかった。それが、開業数年後からは、常に手袋を着用するようになった。今から思うと手袋無しなど考えられない。フェイスシールドもしかり。感染予防で買ったけど、使わなかった物もあった。農業用の透明な腕抜きを使っている医院をTVで見て、これは良いと思って慌てて購入したが、結局不評で使わなかった。ゴーグルも、皆各自に合ったものを探すのに試行錯誤し、使わないゴーグルが多数余った。

 

 かつてのエタノールのように、必需品が品切れになっても困らないように、ゴム手袋・エプロン・ペーパータオル・紙コップ・滅菌パック等は、最低でも2か月分は在庫を確保するようにした。

 

 他人とお喋りし辛い世の中になったが、患者さんとのコミュニケーション不足にはならないように気をつけている。お喋りする事が、オーラルフレイル予防にもなると高齢者には指導している。

                                    

                                                  さぬき市 阿部正信