診察室の窓から

2021年12月「ワクチンを受けない理由」
すでに3回目のブースター接種が始まった。早速医療従事者から始まり、1月からは高齢者から12歳までの希望者に行き渡り、第6波、オミクロン株に対応できる体制が出来つつある。 そんな中、病気や体調以外で、初回からワクチンを希望しない人が、知り合いの中にも、数人いる。

2021年11月「私事で恐縮ですが」
65歳を過ぎてそろそろこれまでの医師人生のまとめと後継者への交代を計画しなければと考えたのもつかの間の夢でした。 あれから2年が経過して青年医師の時代に戻ったかのような毎日です。午前は外来患者の診察、午後は訪問診療に地域を回り、帰院は19時になることも。

2021年10月「本日の空模様」
換気のために開けている診療室の窓から入ってくる幾分涼しい風を感じるこの頃となりました。診療前に、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」を見ることが楽しみとなっています。安達奈緒子さん原作です。宮城県気仙沼の漁業で成り立っている島出身の主人公モネが牡蠣漁師である祖父の知り合いの山村の山地主の女性の家に同居し、その人の生き方に強い影響を受けながら林業に関わっていくところから始まります。

2021年9月「私の夏の思い出」
今年の夏は、昨年来から世界中に蔓延したコロナ禍で不要不急の外出も控えて巣ごもりの状態。オリンピック大会も各スポーツ大会も無観客で行われ、TV観戦で過ごしている。

2021年7月「コロナ禍のオリンピックと無低診」
半年ほど前に定期通院中の70歳代の患者さんがうれしそうにオリンピックの観戦チケットに当選したことを話してくれた。大のバスケットボールファンで、実業団チームの熱心なサポーター。高校生の選手たちを家に招いてごちそうしたり、宿泊場所を提供したり。

2021年5月「変わらぬ景色と新しい風」
「みき先生、診察室の窓からの原稿を…」事務局からの連絡。すっかり忘れていた。これはまずい。すぐに書かなきゃ。でも何を書こう。とりあえず窓から外を眺めてみる。曇り。それ以外に目新しいものはない。あ、どこかの洗濯物が風で飛ばされて向かいの駐車場の屋根の上に。そういやずっとあそこに引っかかっている。きっと持ち主も気づいていない。

2021年4月「果たして一年後は?」
メリカでは感染者2920万人、死者は53万人(3/30現在)で、先の大戦での米国の戦死者(40万人)をはるかに上回ってしまった。一日の感染者も最高で25万人、現在も落ち着いたとはいえ65,200人/日、死者2000人前後/日と、前の大戦で受けなかった本土爆撃を、気の毒だが毎日受けているようなものである。日本ではこれまでの感染者は合計で47万人、死者9086人(3/30現在)でアメリカより2桁も少ない。薬もワクチンもない同じ条件で、日本人のつつましさ、素直さ、人間性だけで2桁の違いが出ているとすれば、日本人は偉い!

2021年2月「コロナワクチン接種が始まります」
インフルエンザワクチンを2020年10月から12月まで約3ヶ月間で約1500人に接種しました。一人一人の問診表をチェックしますが殆どが接種経験者であり、アレルギー反応などについても自分で判断した上で来院しています。例年のことでもあり、大変ではありますがワクチン接種は流れ作業のようにスムーズに進んで行きました。

例年なら、何となくウキウキするクリスマス・年末年始も、コロナ禍で様変わりした。今年は、医院の忘年会もスタッフと相談して開催せずに、その分給料にプラスする事とした。仕事仲間や友人との会食も自粛だ。同窓会も計画していたが延期、正月休みの家族旅行もなし、親戚が集まることも自粛、わかってはいるが、ストレスは溜まる一方だ。

診療室の窓は自慢できる。合わせて25メートルの出窓になっている。診療室には明るい陽射しが射し込み、心地よいそよ風が吹いてくる。この『診療室の窓から』のいつもモデルになっている窓である。

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